入社して、もうすぐ2か月。
50代後半の新人である私は、ずっと“猫”をかぶって生きてきました。
静かに、にこにこ。
空気を読み、波風を立てず、 「感じのいい、でしゃばらない新人」 でいることを自分に課していたのです。
……そう、あの夜までは。
先日、開催された会社の飲み会(夏のビアガーデン)で、私の化けの皮は木っ端微塵に剥がれ落ちました。
今回は、根っからの「飲み会嫌い」だった私が、思い切って飛び込んだことで得た
人間関係のリアルな変化についてお話しします。
そもそも、私は会社の飲み会が「大嫌い」です
まず最初に、はっきり告白しておきます。
私は完全なる「飲み会行きたくない派」です。
理由は山ほどあります。
- 高い参加費を払って気疲れする(このお金で美味しいランチコース食べたい…)
- 「取り分け係」マインドが勝手に発動する
- 「これは何個まで食べていいんだろう…」と唐揚げを見つめる脳内電卓
- 飲めない人を含めた割り勘問題と謎の罪悪感
こういうことを考え始めた時点で、心の中は「楽しい」より「しんどい」が圧勝してしまいます。
コロナ禍で飲み会が禁止されていた時期は、正直「これでいい、これがいい」と胸をなでおろしていたほどです。
なぜ参加した?50代後半・新人ゆえの葛藤と昭和マインド
そんな私がなぜ参加したのか。
理由はシンプルで、「50代後半の新人」という立場と人間関係の悩みがあったからです。
転職して間もない頃は、周囲との適切な距離感がつかめず、毎日人間関係に気をすり減らしていました。
「新人なんだから、せめて一度くらいは参加して顔と名前を覚えてもらわねば…」
心の奥底に眠っていた昭和の体育会系マインドが働き、半ば腹をくくる形で当日のビアガーデンへと向かいました。
猫を脱ぎ捨てた夜。一気に縮まった「職場の距離感」
「お疲れさまです〜!かんぱーい!」
ジョッキを片手に乾杯。最初は猫をかぶっていたはずでした。
しかし、打ち解けたいという思いと場のお酒の力も手伝って、私の中の「猫」は静かに退場。
気づけば、ここ2か月間観察してきた職場の仲間たちの「愛あるモノマネ」を披露していました。
- あの人の特徴的な口癖
- この人の仕事中のちょっとした癖
- 上司の絶妙な仕草
場は大爆笑。
さらには普段少し怖かった年下の女性先輩とも思い切って打ち解け合い、気づけば
「こんなに楽しい飲み会、初めて!」と盛り上がる展開に。
翌朝、職場で起きた「劇的な変化」
翌朝出社すると、私のデスクには次々と人がやってきました。
「昨日めちゃくちゃ楽しかったよ!」 「今度個別で飲みに行こう!」
昨日まで感じていた職場の壁が、一晩で完全に崩れ去った瞬間でした。
結論:飲み会は嫌い。でも「人間関係の強力な手段」だった
ずっと飲み会を避け続けてきた私ですが、今回参加してみて痛感したことがあります。
それは、「会社の飲み会は、職場の人間関係を築く上で間違いなく有効な手段の一つである」ということです。
お互いの素顔が見えたことで、翌日からの仕事が驚くほどやりやすくなりました。
業務上のコミュニケーションがスムーズになり、日常のちょっとした相談や確認もノーストレスで行えるようになったのです。
人間関係に気をすり減らしていた日々を思えば、あの一夜で得られたメリットは想像以上に大きなものでした。
ただし…「負の一面」と今後の付き合い方
良いことばかりではありません。
飲み会で打ち解けすぎた結果、「怒涛のお誘いラッシュ」という新たな悩みが生まれました。
盛り上げるのにもエネルギーを使いますし、毎回フルパワーで参加していては身が持ちません。
だからこそ、これからは以下の「エコ運転」で乗り切ろうと思っています。
- 無理のない頻度で参加する(断る勇気を持つ)
- 「行けるときだけ行くキャラ」を徐々に定着させる
- 日常のランチや休憩時間の雑談でコツコツ関係を維持する
まとめ:たまには腹をくくって飛び込むのも悪くない
飲み会が嫌いな気持ちは今でも変わりません。
ですが、「人間関係の距離感を一気に縮めて仕事をしやすくする」という目的においては、
非常にコストパフォーマンスが高いイベントでもありました。
「職場の人間関係に悩んでいるけれど、飲み会はちょっと…」と思っている方も、環境を変えたいタイミングで一度だけ覚悟を決めて飛び込んでみると、思いがけないほど働きやすい環境が手に入るかもしれません。
……さて、私は今日も職場で笑顔を振りまきながら、心の中でつぶやいています。
「さて、次のお誘い……角を立てずにどう断ろうかな(笑)」



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