昨夜、息子の思いがけない一言に、思わず胸が熱くなり涙がこぼれてしまいました。
私は三姉妹の末っ子として生まれ、筋金入りの「甘えん坊」で「かまってちゃん」。
外では決してそんな姿を見せませんが、家庭の中では遠慮なく家族に甘えて生きてきました。
我が家で一番手がかかるのは、間違いなく子どもたちではなく、この私です。
かつて子どもたちが小学生・中学生だった頃、夫が出張に出かける際の定番の言葉は
「子どもたちを頼むよ」ではなく、「子どもたち、母さんを頼むよ」 でした。
子育てをする側の親でありながら、常に家族の優しさに守られ、支えられてきた私。
そんな私が、昨夜あらためて家族の愛に気づかされた出来事がありました。
息子の口から飛び出した「会心の一撃」
その夜も、帰省していた息子の前で、私はいつものように夫に対してブーブーと小さな文句を言っていました。
甘えん坊の「かまってモード」が発動していたのです。
すると、隣で見ていた息子から、思いがけない言葉が飛んできました。
「母さん。母さんほど父さんから大事にされている人はいないよ。感謝したほうがいいよ」
まさに、胸を突かれるような「会心の一撃」でした。
言葉を失っている私に、息子は夫に向かって言葉を続けます。
「母さんは今、姉ちゃんがいないから、家にいる唯一の『姫』なんよ。父さん、大事にしようね」
……もう、心の中で静かに泣くしかありませんでした。
「息子よ、いつの間にそんな素敵なことが言えるようになったのだろう」
かつて手のかかったはずの子どもが、いつの間にか一人の大人として両親を見つめ、
思いやりのある言葉をかけてくれた瞬間でした。
激しい反抗期を乗り越えて見えた、息子の成長
息子は本当に優しい子です。
ただ、その優しさゆえに、嫌なことから少し逃げてしまいがちな一面もあります。
その性格は私とそっくり。
自分と同じだからこそ、息子の考えていることは手に取るように分かりますし、嘘をついてもすぐに分かってしまいます。
自分も同じ思考回路だからです。
思春期の頃は、よくぶつかり合いました。
取っ組み合いのケンカをしたこともありますし、成長するにつれて力ではもう勝てなくなっていきました。
似た者同士、一度ケンカになると激しいふたりですが、根底ではいつでも一番の理解者であり、仲良し親子でもありました。
息子は今、人生の大きな転換期を迎えています。
優しいけれど少しビビりなところのある息子。
母としては、「どうかこの転機から逃げずに、自分を信じて頑張ってほしい」と願うばかりでした。
けれど、昨夜のあの言葉を聞いて、胸の中に強い確信が芽生えました。
この子はもう大丈夫。
自分でしっかり考え、自分の言葉で人を支えられる立派な大人になっている。
息子の言葉が教えてくれた「愛情の循環」
息子の言葉は、大切なことをいくつも私に教えてくれました。
- 私は、自分が思っている以上に家族から深く愛されていること
- 息子は、私と夫が築いてきた夫婦の姿をしっかり見て育ってくれたこと
- 相手を思う優しさは、温かい言葉となって届く力があること
家族の中で一番手がかかり、甘えてばかりいる私。
そんな私を惜しみない愛情で支え続けてくれる夫と、その夫婦の絆を温かい眼差しで見守り、言葉にして返してくれた息子。
家族の愛情とは、目に見えないところでしっかりと受け継がれ、循環しているのだと深く実感しました。
おわりに:いつも見守ってくれて、ありがとう
息子へ。
いつの間に、そんなふうに誰かを思いやる言葉を、自然に言えるようになったのだろう。
自分の道を切り開こうと奮闘するあなたの姿を、母は心から誇りに思っています。
これからの人生、どんな壁があっても、あなたなら乗り越えていけると信じています。
そして……甘えん坊でちょっと手のかかる母だけど、これからも少しだけ温かく見守ってくれたら嬉しいです。
あなたの歩む未来が、優しさと希望に満ちたものでありますように。心から応援しています。


コメント