■つらかった職場を離れたものの…
仕事に行かなくなって数週間。 つらかった職場に行かなくてよくなった解放感は確かにあった。
けれど、家にじっとしているのが苦手な私にとって、 “何もない一日”は別の意味で苦しかった。
朝起きて、コーヒーを飲んで、 気づけばまたパソコンの前に座っている。 ハローワークの求人を開いては閉じ、 また同じページを開き直す──そんな日々が続いた。
■求人票に並ぶ“年齢の壁”
けれど、現実は残酷なほど冷たかった。
求人票には、
- 「年齢制限あり ~35歳以下 長期継続勤務によるキャリア形成のため」
- 「年齢制限あり ~59歳以下」
そんな文字が並んでいる。
(59歳以下って……59歳まであと数年しかない私が応募しても、本当に雇ってもらえるの?)
「年齢不問」と書かれた求人でさえ、 よく見ると小さく 「20代・30代活躍中」 と添えられている。
──つまり、若い人が欲しいということだ。
焦りがじわじわと広がっていく。
■迫ってくる現実と、消えない不安
しかも、今月までしか給料は入ってこない。税金はどう払う? 老後のために始めた積み立てNISAの引き落としは?
悩みは尽きなかった。
「収入を得ないと生活が厳しくなる……」 その思いだけが、頭の中でぐるぐると回る。
■焦りたくない。でも、立ち止まってもいられない
とはいえ、焦って変な職場に飛び込むのは絶対に嫌だった。
そんなある日。 いつものようにパソコンの前で求人を眺めていたとき、 ふと目に留まった言葉があった。
「在宅ワークで稼ぐ方法」
──いったい、何?
その文字が、 沈んでいた私の心に小さな光のように差し込んだ。



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